喪主 やること、喪主の決め方、そもそも喪主とは?

葬儀
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大切な人を失ったとき、同時に喪主という大役を任され、今すぐ知りたいこともあると思います。

喪主のやること一覧、誰がやる?など概要を知れるまとめを用意しました。

喪主とは?・・葬儀を執り行う責任者のこと。 亡くなった方に変わり、葬儀への参列者をお迎えする、代表者のこと。※また、費用面でも代表して決済を行う人のことです。

この記事では、喪主の役割や選び方、そして喪主が担うべき仕事や責任について詳しく解説します。大切な人を送り出すための案内役として、喪主に求められる心構えやサポート方法についてもお伝えします。

誰が喪主になるべきなのか、喪主の仕事や責任は何なのか、そしてどのように喪主を決めるべきか。これらの疑問や悩みは、誰しもが抱えるものです。喪主は故人や遺族にとって心強い存在であり、その役割を理解することが大切です。

目次

喪主は誰がなる?喪主のやることはなに?

喪主

喪主は、故人の配偶者や親、子供などの家族が務めるのが一般的です。ただし、故人と血縁関係のない親族や友人が務める場合もあります。

喪主の役割、やることは、大きく分けて以下の3つです。

  1. 葬儀の準備と進行
  2. 参列者への対応
  3. 葬儀後の手続き

具体的に喪主のやることは、以下のようなものがあります。

  • 葬儀社との打ち合わせ
  • 葬儀の形式や内容の決定
  • 参列者への案内状の作成
  • 葬儀当日の進行
  • 参列者への挨拶
  • 香典やお布施の管理
  • 葬儀後の法要やお墓の手配

喪主は、葬儀の責任者として、故人や遺族を代表して、葬儀を滞りなく進行させなければなりません。そのため、葬儀に関する知識や経験が必要となります。また、故人や遺族の気持ちに寄り添い、葬儀を故人らしいものにすることも大切です。

喪主は誰がなるかという決め方は、故人の生前の意向や遺族の話し合いによって決定されます。喪主を務めることになった場合は、早めに準備に取り掛かり、故人や遺族のために、悔いの残らない葬儀を執り行いましょう。

以下に、喪主の役割をまとめます。

  • 葬儀の準備と進行
    • 葬儀社との打ち合わせ
    • 葬儀の形式や内容の決定
    • 参列者への案内状の作成
    • 葬儀当日の進行
  • 参列者への対応
    • 参列者への挨拶
    • 香典やお布施の管理
  • 葬儀後の手続き
    • 法要やお墓の手配

喪主は、故人や遺族を代表して、葬儀を滞りなく進行させ、故人らしい葬儀を執り行わなければなりません。そのため、葬儀に関する知識や経験、故人や遺族の気持ちに寄り添う心が必要となります。

喪主になる人、親族の中で誰がやる?

喪主になる人は、故人と最も近い関係にある人が務めるのが一般的です。

親族の中でも具体的には、以下の続柄の人が喪主になることが多いです。

  • 配偶者
  • 子供

配偶者は、故人と最も長い時間を過ごした人であり、故人の想いを最もよく理解している人です。そのため、配偶者が喪主を務めることが多いです。

は、故人の人生の最初の部分を支えてきた人です。また、故人の財産や遺産を相続する可能性が高いため、喪主を務めることがあります。

子供は、故人の人生の後半を支えてきた人です。また、故人の子孫を残す責任を負っているため、喪主を務めることがあります。

ただし、故人の生前の意向や遺族の話し合いによって、喪主を務める人が決まります。例えば、故人が喪主を誰に務めてほしいと遺言を残していた場合、その遺言に従って喪主を決めます。また、故人と血縁関係のない親族や友人が、喪主を務めることもあります。

喪主は、葬儀の責任者として、故人や遺族を代表して、葬儀を滞りなく進行させなければなりません。そのため、葬儀に関する知識や経験、故人や遺族の気持ちに寄り添う心が必要となります。

喪主はどのように決める?優先順位は?

喪主は、故人と最も近い関係にある人が務めるのが一般的です。そのため、以下の順番で喪主を決めます。

  • 配偶者
  • 長男
  • 次男以降の直系の男性
  • 長女
  • 長女以降の直系の女性
  • 両親
  • 兄弟姉妹

上の例は一般的な優先順位ですが、これとは別に故人の生前の意向や遺族の話し合いによって、喪主を決めることもできます。

故人が喪主を誰に務めてほしいと遺言を残していた場合、その遺言に従って喪主を決めます。故人と血縁関係のない親族や友人が、喪主を務めることもあるのは、このためです。

喪主を務めることになった場合は、以下のことに注意しましょう。

  • 葬儀に関する知識や経験を身につける
  • 故人や遺族の気持ちに寄り添う
  • 葬儀を故人らしいものにする

葬儀は、故人を送る最後の儀式です。喪主は、故人や遺族の思いを大切にして、故人らしい葬儀を執り行いましょう。

以下に、喪主を決める際の注意点をまとめます。

  • 故人の生前の意向を尊重する
  • 遺族の話し合いを重視する
  • 喪主を務める人の負担を考慮する

故人の生前の意向を尊重し、遺族の話し合いを重ねながら、喪主を決めましょう。また、喪主を務める人の負担も考慮し、無理のない範囲で喪主を務めてもらうようにしましょう。

喪主はどのように決める?具体的な決め方

喪主の決め方は、優先順位を考慮しながら決めます。

1.故人の遺言を最優先すべき。ただし、否することもできます

故人の遺言を最優先することは、一般的には尊重されます。しかし、喪主を務めることは、肉体的・精神的に大きな負担となります。そのため、故人の遺言で喪主に指定されていたとしても、以下のような理由で拒否することはできます。

喪主になることを拒否する正当な理由

  • 健康上の理由で喪主を拒否
  • 経済的な理由で喪主を拒否
  • 精神的な理由で喪主を拒否

また、故人の遺言が具体的でなければ、遺族の話し合いによって、喪主を変更することも可能です。

喪主を務めることを拒否する場合は、遺族に理由を説明し、理解を得るようにしましょう。また、代理人や代行を立てて、喪主の役割を担ってもらうこともできます。

喪主を拒否する際の注意点

以下に、喪主を拒否する際の注意点をまとめます。

  • 遺族に理由を説明し、理解を得る
  • 代理人や代行を立てて、喪主の役割を担ってもらうことも可能

喪主を務めることは、故人や遺族にとって重要な役割です。しかし、故人の遺言を尊重しながらも、喪主を務めることが難しい場合は、拒否することも検討しましょう。

2.故人の配偶者が喪主を務めるのが一般的


以前は、遺言で喪主が指定されていない場合、故人の後継者が喪主の役割を果たしていました。しかし、現在では、故人の配偶者が喪主を務めるのが一般的です。このように、現代では、故人の配偶者がいる場合、その配偶者が喪主の役割を担い、直系の子どもがいる場合は子どもが喪主になることが多いです。

重要なポイントとして、喪主の性別に関しては厳密な制限はありません。性別ではなく、血縁関係の近さが優先されます。つまり、男性だからといって必ずしも喪主になるわけではなく、親子や兄弟姉妹などの血縁関係が近い人が選ばれることが一般的です。

また、喪主の数にも制限はありません。複数の人が共同で喪主を務めることもあります。この場合、喪主たちは協力して葬儀や告別式を進行し、故人に最善のお別れを提供します。

3.配偶者の次は、血縁関係に基づいて行われます

配偶者が高齢や健康上の理由で喪主を務めることが難しい場合、喪主の選定は血縁関係に基づいて行われます。配偶者以外の家族が喪主となる場合、以下の順序に従います。

  • 長男
  • 次男以降の直系の男性
  • 長女
  • 長女以降の直系の女性
  • 故人の両親
  • 故人の兄弟姉妹

この順序に従って、血縁関係の深い方が喪主として責任を担います。これにより、家族内で喪主を選ぶ際に明確なガイドラインが提供され、故人にとって最善のお別れを実現するための指針となります。

4.知人や友人が喪主を務める

人が配偶者や血縁者のいないケースも存在します。このような状況では、故人の親しい友人や知人が「友人代表」として、または、故人が介護施設に入所していた場合、その施設の代表者が「世話人代表」として喪主の役割を果たすことがあります。

これは、故人に家族がいない場合でも、大切な人々や介護施設のスタッフが故人の最後のお別れを支えるために協力する仕組みです。友情や介護関係が結びついた人々が、喪主としての責務を果たし、故人に敬意を表します。

喪主を辞退する場合の対処法


喪主としての役割は重要で、責任を伴うものですが、状況によっては辞退することが可能です。自身が喪主としての責務を果たすことが難しい場合や、精神的・身体的な負担が大きすぎる場合、辞退することができます。

喪主を辞退する場合、以下の対処方法があります。

代理人の指定: 自身が喪主としての役割を果たせない場合、代理人を指定することができます。代理人は、喪主の代わりに葬儀の準備や進行を行います。代理人は信頼できる人を選ぶことが大切です。

遺族や関係者との相談: 喪主を辞退する意向を遺族や関係者と十分に相談することが重要です。協力を仰ぎ、共に解決策を見つけることで、円滑な葬儀の進行を図ることができます。感情や意見を共有し、合意を得ることが大切です。

喪主を辞退する場合でも、適切な対処法を選び、遺族や関係者と協力して葬儀の準備や進行を円滑に進めることが大切です。自身の状況や限界を理解し、適切なサポートを受けることが、故人への最善のお別れを実現する手助けとなります。

喪主のやること:喪主の責任と役割について

喪主のやること役割と責任は多岐にわたり、次のような要点があります。

葬儀の主催者としての役割:喪主は葬儀の全体を主催し、組織します。これには葬儀の計画、準備、会葬者の案内、会場の手配などが含まれます。喪主は葬儀が滞りなく進行するように努力します。

遺族の代表としての役割:喪主は遺族を代表し、葬儀に関する重要な意思決定や打ち合わせを行います。家族内の異なる意見を調整し、故人の遺志や希望を尊重して葬儀の内容を決める役割があります。

弔問客への対応:葬儀当日には喪主が弔問客を迎え、挨拶やお礼の言葉を述べます。また、葬儀前後には弔問客とのコミュニケーションを取り、故人への思いや感謝の気持ちを伝えます。喪主は故人との結びつきを共有し、感謝の意を表現します。

故人の最後の送り出し:喪主は故人を最終的に送り出す責任があります。忌明けまでの期間において、葬儀や法要などの祭祀を適切に執り行い、故人の冥福を祈る役割を果たします。

喪主の役割は非常に重要であり、故人や遺族にとって心の支えとなります。喪主は故人の意志を尊重し、感情的なサポートを提供しながら、葬儀を導いていく役割を担います。

葬儀の主催者として喪主がすべきこと


葬儀の主催者としての喪主が役割を果たす際、以下の点に留意する必要があり

葬儀の計画と準備: 喪主は葬儀の計画を練り、準備を整えます。葬儀の日程、場所、招待者のリストなどを決定し、会場や飲食物の手配、必要な備品の用意を行います。

弔問者への対応: 喪主は弔問者を迎える役割も果たします。弔問者に案内を提供し、挨拶やお礼の言葉を述べます。また、弔問者とのコミュニケーションを通じて、故人への思いや感謝の気持ちを伝えます。

葬儀の司会: 喪主は葬儀の進行を司会し、参列者への説明や挨拶、法要や弔辞の進行を管理します。同時に、参列者の感情や雰囲気に敏感に対応し、葬儀を導いていきます。

故人の遺志の尊重: 喪主は故人の遺志や希望を尊重し、葬儀の内容を決定する役割があります。故人の希望に合わせて、遺族や関係者と協力して調整し、故人の意向を実現します。

法的手続きの管理: 喪主は葬儀に関連する法的手続きを管理します。例えば、死亡届の提出や埋葬許可の申請など、必要な書類や手続きを適切に処理します。

喪主としての役割は多岐にわたり、故人や遺族にとって重要な存在です。喪主は遺族を代表し、葬儀を適切に進行させる責任を担いつつ、故人の遺志や感情を尊重して最善の葬儀を提供します。

喪主が負担する葬儀費用について

喪主は、葬儀の費用を負担するのが一般的です。ただし、法律で定められているわけではなく、故人の生前の意向や遺族の話し合いによって、相続人全員で負担することもあります。

葬儀費用は、以下のようなものがあります。

  • 葬儀社への費用
  • 葬儀にかかる費用
  • 法要やお墓にかかる費用

葬儀社への費用は、葬儀の規模や内容によって大きく異なります。葬儀にかかる費用は、遺体の安置や搬送、葬儀の進行、返礼品などにかかる費用です。法要やお墓にかかる費用は、故人の宗教や宗派によって異なります。

喪主が葬儀費用を負担する場合の注意点

喪主が葬儀費用を負担する場合は、以下のことに注意しましょう。

  • 葬儀費用の見積もりを複数の葬儀社から取る
  • 葬儀費用の支払い方法を確認する
  • 葬儀費用を分割払いにできる場合もある

葬儀費用は、数百万と、高額になることもあります。そのため、葬儀費用の見積もりを複数の葬儀社から取り、費用を比較検討することが大切です。また、葬儀費用の支払い方法も確認しておきましょう。葬儀社によっては、分割払いに対応している場合もあります。

喪主が葬儀費用を負担する際の具体的な方法

  • 葬儀費用の見積もりを複数の葬儀社から取る
  • 葬儀費用の支払い方法を確認する
  • 葬儀費用を分割払いにできる場合もある

喪主は、葬儀の責任者として、故人や遺族を代表して、葬儀を滞りなく進行させなければなりません。そのため、葬儀費用の負担は、大きな負担となります。しかし、故人や遺族のために、葬儀を故人らしいものにするためには、必要な費用です。

喪主が葬儀の準備をする際に注意すべきこと

喪主が葬儀の準備をする際に注意すべきことは、以下のとおりです。

故人の意思を尊重する

葬儀は、故人を送る最後の儀式です。そのため、故人の意思を尊重して、故人らしい葬儀を執り行うことが必要です。故人の生前の希望や遺言があれば、それを参考にしましょう。

遺族の意見を尊重する

葬儀は、故人だけでなく、遺族にとっても大切なものであり、遺族の意見も尊重する必要があります。葬儀の規模や内容について、遺族と話し合い、納得のいく形で決めましょう。

葬儀社と十分に打ち合わせる

葬儀は、葬儀社が主導して進めます。そのため、葬儀社と十分に打ち合わせを行い、希望通りの葬儀を実現できるようにしましょう。葬儀費用や葬儀の流れなど、わからないことは遠慮せずに質問しましょう。

自分の体調や精神状態を気遣う

葬儀の準備は、肉体的・精神的に大きな負担となります。自分の体調や精神状態を気遣い、無理をせずに進めましょう。葬儀社や遺族にサポートを求めることも大切です。

注意点のまとめ

以下に、喪主が葬儀の準備をする際の注意点をまとめます。

  • 故人の意思を尊重する
  • 遺族の意見を尊重する
  • 葬儀社と十分に打ち合わせる
  • 自分の体調や精神状態を気遣う

喪主は、葬儀の責任者として、故人や遺族を代表して、葬儀を滞りなく進行させなければなりません。そのため、葬儀に関する知識や経験、故人や遺族の気持ちに寄り添う心が必要となります。葬儀の準備は、故人や遺族に感謝の気持ちを伝える大切な機会です。故人や遺族のために、悔いの残らない葬儀を執り行いましょう。

喪主が葬儀で行う挨拶文

喪主が葬儀で行う挨拶文は、以下のような内容を盛り込むとよいでしょう。

  • 故人への感謝の気持ち
  • 遺族の心情
  • 参列者への感謝の気持ち

例文

本日は、私の父・〇〇の葬儀に、ご多忙のところ、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

父は、長年にわたり、家族を大切に、そして、周囲の人々にも優しく接する、温厚な人物でした。

私は、父からたくさんのことを学び、成長することができました。

父を亡くした悲しみは、とても大きなものです。しかし、父が残してくれたたくさんの思い出を胸に、私たちはこれからも前を向いて生きていきます。

本日は、父を偲び、温かいお言葉をいただき、ありがとうございました。皆様のサポートのおかげで、私たちも明日から前向きに、過ごせそうです。

本日はご多用の中、お忙しいところ、お越しいただきまして、ありがとうございました。

この例文は、故人への感謝の気持ちを述べた後、遺族の心情を語り、最後に参列者への感謝の気持ちを述べています。

STEP
故人への感謝の気持ちを述べた

本日は、私の父・〇〇の葬儀に、ご多忙のところ、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

父は、長年にわたり、家族を大切に、そして、周囲の人々にも優しく接する、温厚な人物でした。

私は、父からたくさんのことを学び、成長することができました。

STEP
遺族の心情を語り

父を亡くした悲しみは、とても大きなものです。しかし、父が残してくれたたくさんの思い出を胸に、私たちはこれからも前を向いて生きていきます。

STEP
最後に参列者への感謝の気持ち

本日は、父を偲び、温かいお言葉をいただき、ありがとうございました。皆様のサポートのおかげで、私たちも明日から前向きに、過ごせそうです。

本日はご多用の中、お忙しいところ、お越しいただきまして、ありがとうございました。

喪主が葬儀で行う挨拶文は、故人や遺族の気持ちを大切にして、心を込めて行うことが大切です。

喪主は、葬儀の責任者として、故人や遺族を代表して、葬儀を滞りなく進行させなければなりません。そのため、葬儀に関する知識や経験、故人や遺族の気持ちに寄り添う心が必要となります。葬儀の準備は、故人や遺族に感謝の気持ちを伝える大切な機会です。故人や遺族のために、悔いの残らないあいさつ文を考えましょう。

親族で手分けして行うべきことや手続き

喪主として葬儀の責任はおいますが、

葬儀以外の手続きでは、親族の方に手伝っていただける部分はお願いしましょう。(死亡届の提出/相続手続き)

死亡届の提出: 死亡届は、死亡後7日以内に故人の本籍地または現住所の市区町村役場に提出する責任があります。これにより、死亡診断書と埋葬許可証が発行されます。

同居の親族のほか、その他の同居者、亡くなった場所である家屋または土地の所有者(家主、地主)、もしくは家屋管理人、土地管理人に届出義務があります

葬儀の打ち合わせ: 喪主は葬儀社と協力し、葬儀の規模、内容、日程、場所、費用などについて打ち合わせを行います。これにより、故人の希望に合致した葬儀を実現します。

葬儀の進行: 葬儀当日、喪主は葬儀の進行を指揮します。故人への別れの言葉や遺族の挨拶などを行います。

法要の準備: 葬儀後、四十九日法要や一周忌法要などの法要の準備も喪主の役割です。

お墓の準備: 故人の遺骨を納めるお墓の用意や、お墓に関連する手続きを喪主が行います。

相続手続き: 故人の財産を相続する場合、相続手続きが必要です。これには戸籍謄本や遺産分割協議書などの書類が含まれます。

喪主として気をつけるべき注意事項

喪主としての役割を果たす際、以下の注意事項も考慮しましょう。

故人の意思を尊重: 葬儀は故人を送る最後の儀式であり、故人の希望を尊重しましょう。

遺族の意見を尊重: 葬儀は遺族にとっても重要な出来事です。遺族の意見や感情に敏感に対応し、納得のいく形で進行させましょう。

葬儀社との協力: 葬儀社が主導する場合も多いため、葬儀社との協力と打ち合わせが必要です。

体調と精神状態に注意: 葬儀の準備は肉体的・精神的に負担が大きいことがあります。自身の健康状態と精神状態を確認し、無理をせずに進めましょう。

喪主は故人や遺族を代表して葬儀を適切に進行させる責任を担います。葬儀の準備は感謝の気持ちを伝える大切な機会であり、故人や遺族の思いに寄り添いながら、慎重に進めましょう。

参列者への弔問に感謝し、挨拶する

喪主の重要な役割は、故人の代表として参列者に感謝の意を表し、様々な場面で挨拶をすることです。

葬儀において、喪主は積極的に動き回るのではなく、所定の位置に控え、故人の側に寄り添うように立ちます。これは、喪主が故人の代理として振る舞うためです。喪主は故人の意志や感情を尊重し、参列者に代わってお別れの言葉を述べる大役を果たします。

また、僧侶が葬儀場に到着した際には、喪主は代表として僧侶に対してお礼や感謝の意を表明する役割も担います。これにより、葬儀の進行が円滑に行われ、故人への最後のお別れがより心地よく行われることが保たれます。

喪主が挨拶を求められる場面

喪主の挨拶は、葬儀の異なる場面で行われ、参列者に感謝の意を伝えます。以下にそれぞれの場面について説明します。

通夜の終了時: 通夜が終了する際、喪主は参列者に向かって挨拶を行います。この挨拶では、通夜への参加と故人への思いに感謝の意を表します。通夜は故人への最初の別れの場であり、喪主の挨拶は参列者にとっても故人に対する尊敬と感謝の気持ちを示す機会です。

通夜振る舞いの席: 通夜の後、参列者との交流を深めるために振る舞いの席が設けられることがあります。この席で、喪主は参列者に感謝の意を述べ、故人に対する思いを共有します。通夜振る舞いの席は、故人との別れに対する共感と支え合いの場でもあります。

告別式の終了時: 告別式が終了する際、喪主は再び参列者に対して挨拶を行います。この時には、告別式への参加と故人にかけた想いに対する感謝の意を伝えます。告別式は故人への最後の別れの瞬間であり、喪主の挨拶は参列者に感謝と励ましの言葉を贈る重要な瞬間です。

精進落としの席: 葬儀が終了した後、故人への追悼や感謝の気持ちを込めて精進料理を振る舞う「精進落とし」が行われることがあります。喪主はこの席でも参列者に向かって挨拶を行い、故人とのつながりを大切にし、感謝の意を表明します。

喪主の挨拶は、葬儀の各段階で行われ、参列者と故人への感謝の気持ちを伝える大切な瞬間です。これらの挨拶を通じて、故人の思い出を共有し、お別れの儀式を心から感じることができます。

葬儀後の各種手続きや返礼

喪主の役割は葬儀に関連することが主ですが、葬儀後も続きます。葬儀の精算、遺品整理、相続手続きなども

親族を巻き込んだ形で適宜行います。

さらに、葬儀後の大切な段階として、四十九日の法要の準備があります。この期間に法要の計画を進め、同時に忌明けに贈る香典返しの選定も行います。

葬儀が終了すると、公的な手続きに対しても注意が必要です。これらの手続きには期限が設定されていることがありますので、スケジュールの確認を怠らないようにしましょう。

以下は公的な手続きに必要な書類です。葬儀社が代理で対応することもあれば、身内が行ってもよいこともありますので、具体的な手順を確認しておくことが重要です。

期限提出先
死亡届死後7日以内
(国外の場合は3ヵ月以内)
死亡地、本籍地、現住地
いずれかの市区町村
埋火葬許可申請書同上同上
埋火葬許可証火葬の前火葬場
埋葬許可証納骨時墓所、霊園の管理者

※ 死亡届は、提出の際に医師の死亡診断書もしくは死体検案書の添付があわせて必要になります。
※ 埋火葬許可申請書は火葬の前に必要ですので、忘れずに提出するようにしましょう。埋火葬許可申請書がないと火葬できません。

喪主が葬儀での参列者へのお礼状を書く際に気をつけるべきこと

喪主が葬儀後のお礼状を書く際に心掛けるべきポイントは以下の通りです。

早めの対応: 葬儀後、できるだけ早くお礼状を書くことが望ましいです。参列者が故人を偲び、お悔やみの気持ちを寄せてくれたことに対して、感謝の気持ちを迅速に伝えましょう。

故人の名前を尊重: お礼状の冒頭には、故人の名前を最初に書きます。その後に参列者の名前を記入します。これは、故人への尊敬と感謝を示す形です。

感謝の気持ちを表現: お礼状の中で、参列者に対してお礼の気持ちを丁寧に表現しましょう。参列していただいたこと、お悔やみの言葉、そして共に過ごした時間への感謝の意を伝えます。

結びの言葉を添える: お礼状の最後に、結びの言葉を添えることが良い習慣です。例えば、「今後も故人を偲び、大切に思い出していただけるよう、家族一同励んでまいります」といった言葉を加えることで、感謝の気持ちと共に未来への希望を伝えることができます。

手書きで書く: お礼状は手書きで書くことが一般的です。文字が美しくなくても構いません。手書きで書くことで、感謝の気持ちがより温かく伝わります。

これらのポイントに従って、参列者に対する感謝の気持ちを丁寧に伝えるお礼状を書きましょう。早めの対応と心のこもった言葉が、参列者にとって意義深いものとなります。

<まとめ>喪主 やること、喪主の決め方、そもそも喪主とは?

喪主は、葬儀の計画、準備、司会、支払いを担当し、参列者への感謝の気持ちを伝えることが主です。

さらに、葬儀後には法的手続きやお礼状の作成なども、親族を巻き込んで行います。喪主の役割は責任重大ですが、故人や遺族へのサポートと思いやりが求められます。

この記事を通じて、喪主に関する理解と心の準備を深めていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

曾祖父・祖父が神道のお仕事をしていました。 
そのため幼少期から伊勢神宮の裏山に住み、神道や仏道に親しんでいます。

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