遺品整理を自分で – 予算を賢く抑える方法 –

遺品整理
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親の遺品整理を全て遺族が行うのは大事な遺品の分別という点でも重要です。

 遺品整理業者に任せるとなると大切な遺品を赤の他人が触るという事に抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょうし業者では何が大切な遺品か処分しても良いのかを判断する事も出来ないでしょう。

目次

遺品整理と相続

  • 遺品整理は相続人が行う
  • 相続放棄をするなら遺品整理をしない

相続放棄とは相続人が一切を拒否する事です。相続すると負債になったり、相続したくない財産がある場合、相続人は相続を放棄する事ができます。 遺品整理をしはじめてしまうと、単純承認とみなされ相続することを認めたことになってしまうのです。

相続放棄は相続人である事を知ってから3ヶ月以内にする必要があります。

 生前整理

遺品整理という言葉から親が亡くなってから行う事というのが通常の考えですが現代のような家族の形態では難しい場合も多いです。

 相続人が皆、遠方に住んでいる事、昔のように兄弟が多くない事、などの理由から生前から親に断捨離を依頼しておくという事も人により必要かと思われます。

 最近は生前整理という考えもでてきました。

生前整理で状態は良いが自分にとっては不要な物なので業者に買取してもらうという事もできます。

 今までは相続人である子供達が遺品整理するという事が普通でしたが、現代では生前にある程度、整理する方が増えてきているようです。

 遺品整理重要点

そこで遺品整理について重要な点をまとめました。

遺品整理は何人で行うのか

複数人なのか、一部だけでも手伝って貰う事は可能なのか。

遺品整理業者に依頼するのか。

他の相続人に一部しか手伝って貰えない、あるいは殆ど一人で行わなければならない場合は何処まで業者に依頼するのかを明確にする。

(100%のうち50%を依頼するのか等)

それによって予算が変わってくるが必ず1社だけの見積りでなく3社くらいの相見積もりとして内容と価格の見合うところと契約する。

 (遺品整理の相場もわかる)

事前に予算と時間がどれくらいとれるか確認して、リスト作成。

 リストに基づき必要な道具も用意、準備しておく。

STEP
事前の計画
STEP
リスト作成
STEP
リストに基づいて実行

(問題点があれば周囲にも相談する)

P計画→D実行→C気付き→A改善策

の繰り返しです。

 PDCAはビジネス、勉強にも利用しますが遺品整理にも活用できます。

 親御様が亡くなり遺族である子供の年齢にもよりますが仕事があると遺品整理にかける時間も限定されます。

 限られた時間で行う遺品整理は計画的に行わないと大変です。

 兄弟姉妹等の相続人が複数人いる場合には事前に協力依頼をして役割分担を決めておくというのも一つの手段です。

 遺品整理の費用は各相続人で費用負担をするので事前の取決め話し合いが大切です。

遺品整理保管リスト

 遺品整理で大切に保管しておくものリスト

  • 遺言書
  • エンディングノート
  • 通帳、印鑑
  • クレジットカード
  • 重要書類(保険証券、有価証券)
  • 貴重品
  • 身分証明書

書類のうち不動産の書類、保険証券、有価証券以外の書類(例えば公共料金の領収書)は一定期間保管して保存年限が過ぎると破棄するといったルールを決めておくと良いです。

 銀行の口座は親御様が亡くなると凍結されてしまうので事前に相続人の子供達で話しあっておく事も大切です。

 兄弟全員の印鑑が必要だからです。

遺産相続・形見として残す物

 遺産は資産価値のある物を相続人である遺族が引き継ぐ、形見は故人が大切にしていた宝飾品等を遺族に限らず故人と親しかった方に形見分けするという方法があります。

 形見分けする物は資産価値のある高額な品物は含まれず高額な物は遺産となります。

洋服・小型家電

洋服類は綺麗に洗濯した物であれば無料で引取りをしてくれる自治体のサービスがあります。地方自治体により違いますので、お住まいの自治体の窓口に問い合わせをすると教えてくれます。

 洋服だけでなく小型家電(大きさが決まっている)も無料で引き取ってくれます。

 行政サービスを利用するとお得です。

買取業者に依頼・ネットフリマで売却

不要な物は買取業者に依頼・ネットフリマで売却する手段があります。

 大型の物はネットフリマは向きません。送料が高いからです。ネットフリマは小さい物向けです。

 またネットは若い方の利用が多いので、その品物により買取業者に依頼するかネットフリマで売却するかの方法を選択しましょう。

高齢者施設入居する前の生前整理 – 体験談

書類、貴重品以外の物以外は生活用品全般となります。

 私の親は高齢者施設入居する前の生前整理となりました。兄弟がいないので一人で全部、行いましたが生前整理というのは思った以上に、かなりの労力です。

 それは想定出来ていたので親にも事前に生活用品全般、不用品の断捨離を依頼していました。

 親も承諾していたので少しずつでも片付けてくれていると安心していました。

 しかし甘かったです。親といっても80歳を超えていて体力も認知機能も低下しているので口では大丈夫と言ってもあてにならないと覚悟した方が良さそうです。

 キッチンの収納棚から鍋等を取り出し1ヶ所に集めると山のようになり呆然としました。

 押し入れの荷物もいる物と不要な物とに分別するだけでも時間がかかります。

 そうなると素早い判断力と機敏さが必要で迷っている暇などありません。

 荷物の中にまだ使える新しい物が入っていたとしても勿体ないから、これは取っておいていつか使えるかもしれないと考えながら動いていたら時間ばかりが経過してしまいます。

 不要と判断した物は次から次へとゴミ袋に入れていく決断力が必要です。

 その自治体によってゴミの捨て方が違いますが大まかに燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ等に分別するのでゴミ袋は事前に準備します。

 また片付けに必要な為にガムテープ、ハサミ、雑巾、洗剤、軍手、ゴム手袋、バケツ、掃除用品等が

必要ですが私も全て揃える事が念頭になかった為、

親の自宅と離れたところに住んでいた為、近くの100円均一まで何回も買いに走った経験があります。

 事前準備が出来ていないと時間とお金のロスがありますからメモに準備する物を記載しておくと良いです。

 慌てると忘れ物が多いという事になります。

不要な物をゴミ袋に入れたら各部屋の清掃と不要ゴミの処分です。清掃もかなりの労力と時間ですが不要ゴミも大量に出るので普通のゴミの日に捨てられません。量が多すぎるからです。

 大量のゴミの処分をネット検索すると遺品整理業者に依頼するか自治体のゴミ処分場に自分で直接、捨てに行くしかありません。

 しかも時期的な物もあります。

 私が親の荷物を処分した時期が丁度、3月だったので転勤等の異動シーズンと重なった事もあり不用品回収業者や清掃業者も多忙でアポもとりにくかった事から全部、自分一人で行うこととなりました。

 時期が重なった場合はずらす事も視野にいれた方が良さそうです。

 私の車は普通車で後ろが広めだった為、調べたゴミ処分場まで積む事ができました。

 その前に大型家電や家具の粗大ゴミは自治体に依頼して10個ずつ粗大ゴミシールを貼って持って行って貰ったからです。

 何故、10個ずつかというと自治体が一度に持って行く量が10個までと決まっていたからです。

 30個ありましたので3回に分けました。

 粗大ゴミも大きさにより捨てる時に貼るシールにより料金が違います。

 その為メジャーが必要で縦○○㎝、横○○㎝と正確に計り、この大きさなら300円のシール、650円のシールを貼って地域により回収日が決まっているので自治体の粗大ゴミ部門に回収依頼の電話をかけるという必要があります。

 1個や2個ではなく10個ですから、分からなくならないようにノートに品物名と縦、横の長さを書いて自治体に正確に伝える必要があります。

 自治体でも連絡を受けて地区に合わせた曜日に回収を手配します。

 品物によっては2つを1つに梱包してシールを貼るといった決まりがあるので自治体によく確認をしなければなりません。

遺品整理・生前整理には体力が必要

不燃ゴミも車に積む時など何回も上げ下ろしするので力も必要ですが私は普段からスポーツジムに通い筋力トレーニングをしていたので何とかなりましたが普通の力仕事もした事のない女性には困難だと思います。

 家族の協力があれば良いのですが、私の場合は主人が丁度、仕事が休めない職場の状況だった為、一人で行ったわけです。

 一人で行うのは大変な作業になる為、事前に業者の多忙の時期とぶつかる場合は時期をずらす、家族の協力依頼を事前に行うといった計画性が大事です。

 計画性と同時に体力も必要だと痛感しました。

普段、デスクワークの方だと遺品整理後の不要品の破棄はかなり体力がいりますので業者に依頼する事も必要です。

 事前に想定して対策を立てるべきです。常に先回り、先回りして行動をおこしていくと後が楽です。

 私は自分の車に粗大ゴミ以外の親の不用品を乗せ処分場までスマートフォンのグーグルナビで行きましたが1時間近くかかり途中、何もないのでナビがないと行くのも大変です。

 処分場に到着すると車ごと載せられる巨大な重量計がありゴミを積載したまま計り帰りはゴミがない状態の車で重量計に載りゴミの重さ分をキロで計って料金を支払うという仕組みでした。

 遺品整理、ゴミの処分、部屋の清掃と一通り自分だけで行って、かなり大変という感想です。

 かなりの労力と想定以上の時間がかかり消耗しました。

 以上のような自身の体験談から生前整理は現代では必要だと実感しました。

 何事も一遍に全部行う事は大変だからです。少しずつ行うと労力も分散され負担が軽減されます。

 自身の親の生前整理費用は業者に依頼しなかった為(時期的に予約とりずらい事もあり)安く済みました。

 私の仕事の休みもとれたから出来た事ですが、業者に依頼すると何十万もかかりますが自分で行うと自分の自宅から親の自宅までの往復の車のガソリン費用を含めて3〜4万円でした。

 期間は前もって粗大ゴミの破棄をする事をおこなっていた為、清掃まで含めて10日間程でしょうか。

 私の自宅から親の家まで5.7㎞で15分くらいですが道路の混雑状況により変わる場合もあります。

 近所で歩いてすぐという距離感だと全然、違っていたでしょう。近いという事は改めて時間を取らなくても良いので作業が楽になります。

 荷物の量によると数百万円もかかったという話しも聞きましたので事前準備が必要です。

 私の場合は兄弟がいませんでしたが兄弟がいる方も近くにいる場合は協力を依頼する事は可能ですが遠方だと難しくなります。

 兄弟に依頼する事が困難な場合は親の兄弟姉妹という考えになりますが兄弟も高齢の場合、それも難しくなります。

親に生前整理を勧める方法

遺品整理の前段階の生前整理も可能であるなら親御様が70歳前が理想です。

 高齢(80歳)すぎると判断能力、認知機能、行動力が低下するので片付けや断捨離といった決断力を要する事が難しくなります。

 私は生前整理の為に事前に断捨離を依頼しましたが本人は高齢なので只、口頭で伝えても何をどうしたら良いのか分からない(判断できない)事も多いです。

 どういう順番で何をしなければならないかを口頭だけでなく書面で伝えておく必要があると実感しました。

 その後は進捗状況の確認です。

本人は認知機能、体力共に低下しているので理解力も低下しています。

 この内容を理解しましたかという問いかけに対して「はい、大丈夫、理解できました」という回答がかえってきても鵜呑みには出来ません。

 何故なら理解できた内容を説明して下さいと依頼しても一言も説明できないのです。

 私が親に「はい、大丈夫、理解できました」と何故、言ったのと問いかけると「何故なんだろうね」という言葉しかかえってこないという事が頻繁に起こっていました。

 これを防ぐ為には親と一緒に作業するという気持ちが大事です。親にとっては何故、必要かが理解出来ないという事もあるし理解できたとしても新しい作業となるので面倒な事です。

 腰が重くなっているので取り掛かるまでに時間がかかります。すべてにおいてスローペースになるので一緒に寄り添うような気持ちで行う姿勢が大事です。

 親が認知症と疑うような事があっても日常の金銭管理は今までどおり出来ています。

 しかし、それ程難しい事でなくても新しい事は覚えられないし、その事を本人も把握出来てないのです。

 それを知って私も愕然としました。

断捨離する事は認知症予防にも良いから本人の為にもなると考えたからです。

 只、そうなると認知症予防でなく本人にはストレスになるようでした。

 正確に覚える事が難しいなら、すべてノートに書いて話しをする練習をすればと思ったのですが普段、字を書く事もしていないので単語以外の文章を書く事が出来ないのです。

 しかし、これは高齢だけの問題でなく若い人でも普段から字を書く、文章を書くという事をしていないと出来ない人が多いのです。

 私は生命保険の営業職が長かったのですが健康状態の詳細告知を顧客に記入を依頼する際に、それを感じました。詳細に内容を記入して頂く事により通常であれば審査を通らない健康告知でも一部、部位不担保の条件付きになりますが審査が通る事が多かったので詳細告知書を利用していたのです。

 どのように記入すれば良いか分からないという方が多かったので私が、その内容なら、こういう表現方法で書いて下さいという依頼をしていました。

 ある程度、若い方でも普段、字を書くという事がない方は字を書くだけでも大変だとお話しされていました。

 慣れない事は大変なのです。

 この経験から生前整理は70歳、理想を言えば60代くらいから始めなければという考えになりました。

 断捨離、片付けも決断力、判断力、体力が必要です。

 年齢による機能低下は人により、かなりの個人差があります。高齢でも自分の好きな趣味がある人はいつまでも若々しさを保っているという印象です。

 確かに年齢が高くなると新しい事を覚えるとか柔軟な発想などは若い人にかなわない部分はありますが経験が豊富というメリットはあります。

 経験しないと分からない事も多いです。

 しかし体力的な問題、健康上の問題があります。

 その対策として食事からの栄養をしっかり摂る、不足分はサプリメントで補う、適切な運動をする、充分な休息をとる、仕事上では適切な刺激を与える、新しいスキル習得の為のリスキニングを行うという方法を行っていれば能力の維持は可能だと思われます。

 その中のひとつで生前整理を少しずつ行っていくのが現代社会に最も合う方法ではないでしょうか。

 子供にとっても親にとっても少しずつ身の回りの整理が出来て親御様には慌てる事なく穏やかな老後を送る事ができます。

 家族の負担を軽減し、相続人どうしの争いが起こるリスクも防ぎます。

 争いを防ぐといった意味でエンディングノートも早めに準備する事が良いです。

 国でもデジタル庁が新設され何でもデジタル化されてきていますがデジタルでエンディングノートを書くのは便利です。

 紙だと間違いがあった場合に書き直しが大変だからです。その点デジタルノートだと訂正は紙より楽だと思われます。

 ただデジタルだとタイピングしなければならないので50代、60代くらいから始めるのが覚えやすいです。私の知ってる方で80歳でも外貨建保険の営業職をされている方がいましたがパソコンを使う事もできるしスマートフォンで仲間とラインもして外貨建終身保険の説明もして業績が良かった方です。

 もちろん、その方は50歳の時から始めています。

 75歳や80歳から始めては難しいでしょうが50歳の時から始めている方は営業職という仕事でも問題がないほど使いこなしていたのです。

 デジタル遺品整理の仕方

最近は写真もスマートフォンで撮影する時代なのでスマホ・パソコンに入っている写真、データはデジタル遺品となります。

 デジタル遺品こそ生前に対策準備した方が良いでしょう。大手のインターネット関連業者も「デジタル遺品」に対応するサービスを打ち出しています。

 Appleの「デジタル遺品プログラム」というのはiPhoneの所有者が生前に、死後、AppleIDのアカウントにアクセスできるユーザーを選択でき、アクセスキーと死亡証明書などの公的証明書の提出でアクセスが可能となる機能があります。

 スマホのログインパスワードを解除してくれる専門業者も存在するのですが、費用が30万円くらいかかるので諦める人も多いという事です。

 家族にパスワードを共有する、エンディングノートを作っておく事、トラブル回避の為にデジタル生前整理は早めに済ませましょう。

 アンドロイドスマホ、パソコンに入っている写真、データはSDカードやUSB保存してバックアップしておくと良いでしょう。

 エンディングノートに書くこと

  • 自分の基本情報
  • 遺言書の有無
  • 財産、資産
  • 葬儀について
  • お墓、埋葬方法
  • 医療、介護の希望
  • 家族や友人への感謝

エンディングノートには遺言書のように法的に拘束力はありませんが自分の希望、意思を家族に伝える事が可能ですし、書く事により自分の考えをまとめて確認する事ができます。また書く事により脳の活性化につながり認知機能の低下にも繋がります。

 書く事により家族に自分の方針を伝えることができ、家族間の話題にもなり円滑なコミュニケーションが取れるので大変有効です。書いた事を話す事により伝える技術も向上します。特に60歳以上の女性は語彙力が豊富ですから、その能力を生かして伝える技術を向上させるという目標を持ってエンディングノートを書いていくと楽しい趣味の一環となるかもしれません。

 必要だから書かないとという義務感で書くよりも楽しみながら書くという姿勢が健康状態に良い影響を及ぼす事は明白です。

 自分の好きな事を楽しみながら行うようにしましょう。

 エンディングノートも生前に行う終活と言っても良いですね。終活はまだ元気がある60代のうちから開始するのが良いでしょう。70代を超えると何事も新規の事を始めるのが億劫になります。

 少しずつ新しい事を始めるのは適度な刺激になります。

 適度な刺激は脳の活性化に繋がりますから取り入れていきましょう。

遺品供養

遺品整理をしているとゴミとして処分するのは偲びないものがありますがお焚き上げして供養する方法もあります。仏壇、神棚、お札等です。

 宗派の寺院等に確認してみては如何でしょうか。

遺品整理を自分で – まとめ

やはり事前準備、事前の断捨離をする、しかも一遍に行うのは大変な為、少しずつの断捨離が大切です。

 状況をよく把握する為に親御様と連絡を取り合う事も必要です。

 貴重品の保管場所等についても相続人が確認しておいた方が良いです。

 普段から親族間とのコミュニケーションをとっておくというのは必要です。

 いざという時に慌て無い為にも心構えと計画準備をしておく事です。

 その対策をしておく事で大きな差が生じます。

 以上、自分で行う遺品整理について自分の体験談も交えてお話し致しました。

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この記事を書いた人

12年間生命保険代理店の店主として常に支社で一位表彰、2014年には海外総会ハワイ表彰される。その後ライターとして活動しています。

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